理学療法士 唐沢彰太

    Physical Therapist Shota Karasawa 

こちらでは、プロリハ研究サロンを運営しております、

<唐沢彰太>

について紹介させていただきます。
「どんな人がオンラインサロン運営しているんだろう?」
と思った時にご参考ください。

どんなリハビリをしているのかの参考にこちらもご覧ください。

ブログ一覧

リハビリの勉強を始めたきっかけは、認知神経リハビリテーションとの出会い

勉強会の講師として招かれた時に、

「どれくらい勉強しているんですか?」

と聞かれたことがありました。私自身、学生の頃は勉強はどちらかと言えば嫌いで、お世辞でも勉強熱心とは言えませんでした。

そんな私が勉強することの楽しさに気付いたのは、学生の頃の最後の実習で【認知神経リハビリテーション】と出会ったことがきっかけでした。昔から本を読むことは好きでしたが、勉強は好きでなかった私は、認知神経リハビリテーションを勉強されていた理学療法士の方に出会ったことがきっかけで、脳に関する本を読むようになりました。最初に読んだ本がきっかけで、どんどん<脳の魅力>にはまっていき、その時に読んでいたのが森岡周先生が著者の【リハビリテーションのための脳・神経科学入門】でした。

実習を終え無事に国家試験に合格、回復期病院への就職が決まった私は、実習の時の勢いそのまま1年目から脳に関する本と文献を読み漁りました。脳に関する勉強をしていたため、高次脳機能障害に興味を持ち、その後も神経心理学など他の分野の勉強にも熱が入っていきました。知識を増やしていくことの楽しさを知ったのもこの頃ですが、知識を増やしてもなかなか患者さんの改善につながらないことに気付き始めました。

臨床2年目には、認知神経リハのベーシックコース、アドバンスコース、イタリアで行われるマスターコースを1年間で無我夢中で受講しました。内容には全くついていけませんでしたが、1つ強く印象に残っている事があります。
それは、神戸で開催されたアドバンスコース内でイタリアの先生が講義の中で話されていた、
右麻痺患者と左麻痺患者では訓練を変える必要がある。
という内容でした。

 今では当たり前になっているかもしれませんが、まだ2年目だった私にとっては大きな衝撃を受けました。今思うと、この時の講義が今の臨床の軸になっている患者さんの個別性を大切にすることに繋がっているのだと思います。

 また、私がいろいろと読んだ脳に関する本の中には、認知神経リハの宮本先生の本もありました。その宮本先生が講師をされていたベーシックコースに参加するために高知まで行ったのがもう10年前…懐かしいです。
 そして、このベーシックコースでの宮本先生との出会いが私のセラピスト人生を大きく変えていきます。

いわゆる恩師の先生です。

ここからは怒涛の毎日でした。

  • 3年目には、神奈川で開催されたベーシックコースでの実技指導の補助
  • 4年目には、アドバンスコースのセクションでの発表とディスカッションの経験(500人の前…緊張しました)
  • 5年目以降では、ベーシックコースや学術集会での実技講師
  • そして、6年目には本の執筆…

 2年目に思い切って高知まで足を運んだことが、私のセラピスト人生を変えたと思っています。また、職場の後輩への勉強会を行うなど、一緒に勉強した仲間の存在は今でもとても大切なものになっています。私にとって認知神経リハはあくまできっかけでした。職場の仲間との勉強会や毎日の臨床の中で、壁にぶつかり考え勉強しまた臨床へ戻っていく…この繰り返しが大切だと思っています。知識や技術を患者さんに当てはめる臨床ではなく、一人一人の患者さんに今の自分が出来る最適の臨床を目指しています。

多くの人に出会い、共に切磋琢磨してきたことが、このオンラインサロンの開設に繋がっています。

どんなことしてきたのかよりも、どんな人と出会ってきたのかが財産だと思っています。そんな人にこのサロンで出会えるよう毎日運営しています。

臨床では「悩む」のではなく、「考える」!!

認知神経リハをきっかけにいろいろと勉強してきた私は、リハビリテーションそのものが様々な学問から成り立っていることに興味を持ちました。
 その中でも、

  1. 脳科学
  2. 神経心理学
  3. 運動学

の3つの学問は、私の臨床の核を担っています。これらの学問を基礎に、臨床では【悩む】のではなく、自分なりの結論を導くこと、つまり考える】ことを大切にしています。

臨床の中で、考えて導き出された結果(仮説)をもとにして、介入(検証)していく作業が臨床には必要です。もちろんここには確かな知見に基づいたエビデンスが必要なことは言うまでもありません。

 その他にも臨床では、

疾患を観るのではなく、疾患を有する「人」として観察し理解していく。
そして、その「人」に対して個別に介入していく。

このことが非常に重要になってくると考えています。
 <脳梗塞だから>
 <骨折だから>
これらはあくまで情報の1つであり、リハビリは患者さんや利用者さんという個人と一緒に行っていくものです。その人にはその人の歴史があります。目標もあります。それらを無視してリハビリを進めることは絶対に出来ません。

 また、患者さんの個性を重んじるのと同時に、セラピストの個性を重んじることも非常に大切です。自分に合った臨床の考え方はセラピストごとに異なっていて、効率良く学んでいく為には一人一人に合った方法が必要です。つまり、どの手技や理論が優れているのかという視点ではなく、その人に合ったものはどれなのかを重要視することは、患者さんだけではなくセラピストにもあるのです。

 最新の知見、治療手技などの勉強会はあるのに、臨床そのものを学ぶ勉強会がないことが新人の頃から疑問でした。
 その臨床を学び考える場を提供することが「プロリハ研究サロン」の最大の目的です。
 勉強会で得た知識や技術を臨床に持ち込むのはセラピスト任せ・・・もし臨床に持ち込むのが苦手なセラピストだったら、勉強なんて嫌になってしまいます。 ならば臨床への持ち込み方、もっと言えば臨床思考そのものの勉強する場があれば多くの人の役に立てるのでは?と考えています。

 知識が多い人はたくさんいます。技術が素晴らしい人もたくさんいます。
私は、臨床力に優れたセラピストを目指しています。