お読みいただいている皆さんありがとうございます。
プロリハ研究サロンを運営している、理学療法士の唐沢彰太です。
新社会人の皆さんおめでとうございます。また新しく後輩が出来た方も育成頑張ってください。そこで今回は、私の後輩育成の心得について書いていきたいと思います。
後輩育成のために、どんな先輩がいたら嬉しいかイメージする
私がまだ理学療法士として働き始めて間もない頃、職場にはたくさんの先輩がいました。
先輩にもいろいろな方がいて、勉強している人、教えるのが好きな人、もくもくと仕事をしていました。どの先輩も当然私より社会人経験があり、学ぶことがたくさんありました。
一方で、反面教師としてみていた先輩がいたことも事実でした。これは私が生意気だったことももちろんありますが、たくさんの後輩を今まで見てきて仕方がないことかもと思っています。いろいろな先輩がいれば、いろいろな後輩がいます。
皆それぞれリハビリに対する思いは違いますし、得意不得意、好き嫌いがあるのも事実ですので。
そんな中、私にも後輩が出来ました。ちょうど東日本大震災があった年だったこともあり、非常にばたついていたので鮮明に覚えています。
当然後輩育成をしていかなければならない立場になったのですが、これがまたうまくいかない。
そこで私は、「自分だったらどんな先輩がいたら嬉しいのか」を考えることにしました。
仕事の悩みを聞いてくれる先輩、臨床の悩みを聞いてくれる先輩、人間関係の相談にのってくれる先輩いろいろ考えました。私にも得意不得意があるので、「臨床の相談にのる先輩」「勉強している姿を背中で見せてくれる先輩」を目指すことにしました。
私のように、日々勉強しなければ不安になるタイプの人間は必ずいて、そんな後輩にとって私の目指す先輩増はとても貴重だと思ったからです。そこから私は、インプットを欠かさず行い、後輩が求めるアウトプットをしていくことになりました。
後輩への育成が自分にもたらす成長
はりきってインプットとアウトプットをしていた私でしたが、あることに気付きます。それは、自分が成長させられていることでした。
本を読んだり、勉強会に参加したり様々な方法で参加していた勉強会ですが、その時私は2つのことを考えながら学んでいました。
- 患者さんに、どう活かしていこうか
- 後輩にどう伝えようか
どちらもアウトプットであることは言うまでもありませんが、2つとも目的が違います。すると、インプットにも多様性が生まれてきます。
ただ覚えるだけではなく、どう伝えるか、どう臨床に取り込むかそれぞれを考えることは、知識の定着の効率が圧倒的でした。(今思えばですが)
自然と行っていたこれらのことは、私を成長させてくれました。
ただ教えてもらうだけではやはり意味がありません。
そこには、その知識を自分の物にしてどう使っていくのかがなければ、やはり成長はないなと思います。
このようにしてセラピスト人生を歩んできた私ですが、嬉しいことにいまだに慕ってくれている後輩がたくさんいます。
後輩のセラピストたちにとって、いて良かった先輩であれたなら、それほど嬉しいことはありません。
新社会人の人たちは、自分にとっていて良かった先輩と出会えることを願っています。
また、後輩が出来たセラピストの人たちは、自分をいて良かった先輩と言ってくれるように行動していってください。
もしこのことに悩んだら是非プロリハ研究サロンの戸を叩いてください。
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