お読みいただいている皆さんありがとうございます。
プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)
私がPTになってから時代は大きく変わりました。
PTやOTが世の中から求められるニーズ、これから学んでいかなければならないことも変わってきています。
そこで今回は、病院の中で働いていただけでは気付くことのできなかった理学療法士や作業療法士の可能性をもとに、学んでいくべきことをお伝えしていきます。
資格から個人の時代へ
医療の業界は少し時代から遅れて進んでいきます。
ニュースで聞くようなこともあまり影響を受けない特殊な業界です。
最近では新型コロナを除いてですが…。
私が今いる株式会社はそんな世論の影響をもろにうけるいわゆる一般的な企業です。
企業と病院では似ても似つかないシステムやスピード感があり、最初は戸惑うばかりでした。
その中でも最も困ったのは<ビジネス感>です。
我々理学療法士や作業療法士は、病院に勤務してもビジネスマナーを学ぶことはほとんどありません。
病院によっては全くない所もあるようです。
そんな中で新社会人を過ごすセラピストにとっては、ビジネスマナーについての知識が不足していて当然です。
理学療法士や作業療法士は国家資格で、保有しているだけでも十分に価値があります。
それは今でも同じですが、近年では資格を保有しているだけではなく、どんな専門性があるのか、どんな知識があるのかが重要視されてきています。
つまり、理学療法士としてみられてきた時代から理学療法士の○○と言った個人がみられる時代に変ってきています。
病院などに勤務されている方はまだ実感がないかもしれませんが、外に出てみるとその風潮は年々強くなってきています。
いずれ病院でも感じる時が来ると思っています。
そんな中で個性を出していくためにはどうすれば良いのでしょうか。
専門性は必須、知識は武器になる
はじめに理学療法士や作業療法士は、リハビリテーションに属する専門職です。
よってリハビリテーションについて詳しいのは当然です。
更に理学療法士、作業療法士はそれぞれ専門性を有しています。
私は理学療法士なので理学療法士の専門性について書いていくと、まずは人の身体です。
もう少し解釈を広げると心理面を含む人について詳しくなければなりません。
また装具や疾患なども入ってくるでしょう。
これらの知識は持っていて【当然】です。
専門なのですから。
美容師が髪に詳しい、すし職人が魚に詳しいように。
つまり、我々セラピストはこれらの知識を有している専門職として周囲からは見られている、期待されていると思わなければなりません。
よって、1年目から5年目まではこれら専門性に関わる勉強をとにかく必死にやるべきです。
この専門職に必要な知識がなければスタートラインにも立てないくらい、この先しんどくなってしまいます。
ある程度の経験と知識が備われば、自分の勉強したいことにベクトルを少しずつ移していけると思います。
診療報酬は年々下がり厳しくなってきています。
そんな中で理学療法士として生き抜いていくためには努力が必要です。
もしリハビリの世界から離れたとしても、1度身に付いた知識はいつか必ず役立つ時が来ます。
10年後、20年後を見据えて今を過ごしていくことが大切です。