3,介入の引き出しの数
リハビリの介入の目的はあくまで患者さんに学習してもらい、動作をより楽に行えるようにすることです。
つまり、【介入方法のわからない部分に関してはみない】傾向が強いです。
例えば、視覚障害をもつ患者さんが初めてだったり、介入方法をまだ知らない療法士では、視野に関する観察や検査はあまり行いません。
これは意図的ではなく、無意識で選択されてしまいます。
知らず知らずのうちに避けているのかもしれません。
このように、どれくらいの介入の幅を持っているかは、実は入り口である観察にも影響してきます。
これら3つが関係している観察では、一人一人みえている世界が異なっています。
このことを知ったうえで、先輩や他の療法士と観察や介入について話すことは、自分の臨床を高めることに最も有効なことは、言うまでもありません。
出来るだけ多くの、また異なる環境の人と話すことで自分の小さな悩みから大きな疑問まで、解決する方法が見つかるかもしれません。