それぞれ別々の意味がある言葉ですよね。
では、実際にこの3つをどう使い分けるのでしょうか?結論から言うと、病態仮説や目標を考える時と介入する時です。
つまり、患者さんの問題点と出来ている点を、それぞれ運動レベル、動作レベル、行為レベルでみていくことで、プログラムがはっきりするメリットがあります。
例えばこんな感じです。
- 関節運動自体に問題があるのか?(運動)
- それらを協調して動くことに問題があるのか?(動作)
- 高次脳機能障害などのえいきょうがあるのか?(行為)
こんな感じで病態解釈をクリアにすると、リハビリの目的が明確になります。これは、今行っているプログラムが、運動・動作・行為どのレベルが対象なのか、整理できてスムーズにリハビリを行えます。
具体的には、
- 重心移動を含めるのか
- 注意機能はどうか
- 意図や目的をイメージする必要はあるか
などを、1つのプログラムにどこまで加えるかを考えないと、行為の獲得は難しいからです。
また介入の結果、どの様な変化が生じたのかを細かく見ていく為にも、重要になります。
いかがでしたでしょうか?いつも何気なく使っている言葉かもしれませんが、すこし意識して使うだけで頭が整理されていくことを実感できると思います。この考え方を臨床で実際にどう生かしていけば良いのかを知りたい方は、ぜひプロリハ研究サロンにお越しください!