セミナーは大きなカテゴリで以下のように分けられます。
- 座学のみ
- 実技研修のみ
- 両方含んでいる
- 患者さんに協力いただく
このようなセミナーのカテゴリとは別に以下のようなカテゴリもあります。
- セミナー会社主催の単発型、複数回型
- 学会主催の単発型、複数型(手技含む)
- 個人主催や個人運営の団体主催の単発型、複数型
更に、内容でもカテゴリされています。
- 基礎学問別(脳科学、解剖学、運動学など)
- 疾患別(脳卒中、運動器疾患、神経難病など)
- 目的別(触診、観察・分析など)
- 領域別(臨床、症例発表、研究領域など)
このように、リハビリテーションのセミナーと言っても様々なカテゴリがあり、今自分がどの勉強会に参加したいのかを明確にしないとなかなか良いセミナーに出会うことが難しくなってきています。
同時に、セミナーの数と種類が多すぎることで、どれに参加すれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか?
セミナーを選ぶときに大切なのは、どんな内容なのか?また誰が講師なのか?ということです。
例えば、脳に関する基礎知識をセミナーで得たい時、<基礎から学べる脳>のようなセミナーが魅力的です。
ですが、もしそのセミナーの講師が整形外科に努める理学療法士だったらどうでしょう?
もしかしたら本に書いてある内容をまとめただけの内容かもしれません。
反対に、以前参加したセミナーの内容がとても分かりやすく楽しかった時、その講師と自分が合っていたと思います。
そうすると、その講師のセミナーが他にもないかを探すのではないでしょうか?
そうなんです。
リハビリテーションにおいて重要なのは、セミナーのテーマや内容ではなく、誰が講師なのか?なんです!
ですが、ここで1つ問題が生じます。
良い講師にはどう出会えば良いのか?です。
【口コミが高い・有名=自分に合っている】
ではありません。
つまり自分に合った講師を見つけなければ、セミナーを選ぶときの基準には出来ません。
そこで1つ手掛かりになるのは、【論文】です。
論文を書かれている人は、その領域の先端を行かれていることが多く、内容の信憑性も高いんです。
ですが、理学療法士や作業療法士ではなかったりすると、臨床に関する話がなかったりするので、知識のみを得たい時におススメです。
また【書籍】を出していることも1つの手掛かりになります。
書籍は誰でも出せるわけではなく、ある一定の信頼がなければ出せません。
書籍を読んで、面白い、ためになると思ったのであれば、その著者のセミナーを探してみるのも良いかもしれません。
もちろん、口コミが良い、みんな参加しているセミナーにまず参加するのも良いと思います。
その中で、自分に合ったセミナーを見つけるのも1つの楽しみかもしれませんね。