はじめに理学療法士や作業療法士は、リハビリテーションに属する専門職です。よってリハビリテーションについて詳しいのは当然です。更に理学療法士、作業療法士はそれぞれ専門性を有しています。私は理学療法士なので理学療法士の専門性について書いていくと、まずは人の身体です。もう少し解釈を広げると心理面を含む人について詳しくなければなりません。また、装具や疾患なども入ってくるでしょう。
これらの知識は持っていて【当然】です。専門なのですから。美容師が髪に詳しい、すし職人が魚に詳しいように。つまり、我々セラピストはこれらの知識を有している専門職として周囲からは見られている、期待されていると思わなければなりません。よって、1年目から5年目まではこれら専門性に関わる勉強をとにかく必死にやるべきです。この専門職に必要な知識がなければスタートラインにも立てないくらい、この先しんどくなってしまいます。ある程度の経験と知識が備われば、自分の勉強したいことにベクトルを少しずつ移していけると思います。
診療報酬は年々下がり厳しくなってきています。そんな中で理学療法士として生き抜いていくためには努力が必要です。もしリハビリの世界から離れたとしても、1度身に付いた知識はいつか必ず役立つ時が来ます。
10年後、20年後を見据えて今を過ごしていくことが大切です。