機能だけ見てもダメ!でもね…

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの理学療法士、唐沢彰太です。(自己紹介はこちらもご覧ください!→運営者情報
私も理学療法士になって10年が経過しました。10年間とにかく患者さんの改善を目指して勉強し、患者さんと向き合ってきました。
その中で、改善を突き詰めてきたからこそ、足りない部分に気付いてきています。
今回は、そんな【リハビリテーション】の機能改善に関して、書いていきます。
まだ、経験の浅い理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方にぜひ読んでいただいと思います!!

機能改善だけでは足りないけど…

理学療法士になって1年目からずっと思っていたことは、自分のリハビリで一人でも多くの患者さんを改善することでした。これは今でも変わっていません。
そのため、回復期で勤務していた時から今まで

患者さんを良くするためには?

を常に考えていました。そんな考えを持っている中、前の職場の同僚からある人ことを言われました。

【機能だけ見ててもじゃだめだよ】

言われたその時は、悔しいやらムカつくやらいろいろ思いました。その後もその言葉はずっと心の片隅に残っていました。
この言葉は考えれば考えるほど深い言葉です。リハビリテーションは包括的アプローチであり、患者さんの機能だけではなく生活や環境など様々なことまで考える必要があります。
また精神面や心理面も介入の対象で、がつがつ改善を求めている人ばかりではないんです。
ただ、この11年間(まだ11年ですが)改善を突き詰めてきたからこそ、この「機能だけみててもだめだよ」に対する答えをみつけられました。
それは…

改善を目指し患者さんに変化をもたらせるからこそ
【機能だけじゃだめだよ】
と言える

リハビリテーションは、時期や対象によって、目的や役割が異なっているので、一概に言えないのは承知しています。
ですが、少なくても回復期で多い、下肢の骨折や脳血管疾患の患者さんに対してリハビリを提供するセラピストは、改善を目指すことが必須だと思っています。
目の前の患者さんの痛みを改善し楽になって欲しい、歩けるようになって生活して欲しい。
この目標を達成するために、勉強し知識技術を向上していくことが務めだと思っています。
機能を変化することを突き詰めて、もっと患者さんのことを考えていくと、機能だけだと足りないことに気付きました。これは、患者さんの声に耳を傾け、生活まで視野を広げて【実感】しました。
ここで初めて、【機能だけじゃだめ】ということに気付き、反対に【機能をつねに考えていないとだめだ】ということにも気付きました。
皆さんにとってリハビリテーションとはなんですか?患者さんとのこの関わ方こそ、私の考えるリハビリテーションになっています。

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