症例検討会ってどうすれば盛り上がるの?

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しております、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちら→運営者紹介
症例検討会ってよく聞くけど、結構盛り上がらない事多くないですか?院内勉強会でも行われていますが、なんだか上手くいかない…その理由は1つです!

成功事例を報告するから

これが原因です。成功事例を報告されても、「ふーん」「そうなんだ」「で??」となってしまって当然です。ただ、悩んでいる症例や上手くいかなかった症例を報告するのってなかなか勇気がいるのかもしれません。学生の頃に、実習先の病院での症例発表が影響しているんだと思います。あれは辛かったですよね…揚げ足取りの様にされた人もいたと思います。
でも、成功事例を出す事にはデメリットもあり、反対に悩んでいる事例を出す事にはメリットもあるんです!症例発表の担当になっている人は是非参考にしてください!!

成功事例を出すデメリット

  1. 成功だと思っているのは自分だけかもしれない
    これは良くあります。自分は上手くいったと思っていても、いざ報告すると「いやいや」と思われてしまうケースですね。
    セラピストにはレベル感の差があります。これは経験が大切な職業にはつきものです。その中で、うまくいったと報告しても、ほぼ高いレベルの人に一蹴されて終わりです。やはり、リハビリは奥が深いんですね。
  2. 発表資料にまとめると、評価などが不足している事に気付く
    臨床中は一生懸命やっていても、いざ客観的に見ていくと不足している部分が見えてきます。
    成功事例を報告する時は、この不足は邪魔になってしまい隠したくなるのが人の心理です。これでは穴だらけの発表になってしまい聞いている方も盛り上がれないんです。
  3. 自己満足になりがち
    これはそのままです。聞いている方は楽しくないのでは…?

悩んでいる事例を出すメリット

  1. 悩んでいる事に共感を得られる
    臨床で悩みの無い人などいません。病態が分からない、どんなリハビリをすれば良いのかわからないなど悩みは尽きないのです。そんな中で、悩んでいる事を報告しているのを見れば、悩んでいるのが自分だけではないことがわかります。
    更に、悩みに対するアドバイスが、一緒の事で悩んでいる人にも役に立ちます。これは一石二鳥です。
  2. 悩みにレベル感は関係ない
    成功事例では、成功のレベルに低い高いがあることは書いた通りです。ですが、悩みの内容にレベル感はありません。基礎的な事で悩んでいるなど全く気にしなくて良いんです。悩んでいる人には1から教えてあげたくなるのが、これも人の心理です。むしろ、知ったかぶりをされた方が教える方は嫌になります。何に悩んでいるのか、また何を教えて欲しいのか、これは何も恥ずかしがらずに全て聞いた方が儲けものです。
  3. 発表者のためになる
    悩んでいる事を聞く機会は意外と少ないものです。症例発表の様な機会を利用して、いろいろと成長してしまいましょう。まとめることで自分の長所短所が見えてきますし、悩んでいる事も明確になります。またそれに対するアドバイスももらえてしまう最高の機会なのです。オープンに発表することが大切です。講師ではないのですから。
いかがでしたでしょうか?症例発表には、
①まとめるスキル
②発表するスキル
③これらに関係した言語化するスキル
が必要です。得意不得意があって当然です。上手く発表しようとせず、自分が何に悩んでいるのかを出来るだけ相手に伝えやすくまとめ、発表することに心掛けてください。
書いたように、症例報告会は時に勉強会や講習会よりも身になる事が多く、勉強できる場になります。このような機会は多ければ多いほど、セラピストとして成長していけると思っています。私のオンラインサロンでは、症例検討会を頻繁に行っていく予定です。勉強したい人は是非1度ご参加ください!twitterでのDMでも、HPからの問い合わせからでも構いませんので是非ご連絡ください!

【手】へのリハビリがテーマのセミナー開催決定!!

2022.11.30(水)20:00開始
脳卒中の症状を身体部位別に、全3回でお話します。若手療法士はもちろん、6〜8年目くらいの中堅療法士も知って得する内容です。
お申込み・詳細はこちら↓
「手のリハビリテーション」

プロリハ研究サロンでは、
・実際にどうやって評価していくのか?
・その評価結果をどうやって介入にいかしていくのか?
臨床に直結する形で学べます!