※セラピストの思考を見える化する必要があります。何を元に、どう考えたのかです。
・なぜその目標を設定して介入を開始したのか(患者のHOPEとリハ側のNEEDSの案配、予後予測の根拠など)
・患者の問題点は何だったのか(評価結果をどう解釈しリハ内容を決定したのかなど)
・何が予測通りで進み、何が予測通りではなかったのか(思った様な効果が出なかった:この原因は何なのか)
・何に難渋したのか、検討したいのか
ここが1番大切です。1と2に関しては、やってきたこと、考えてきたことを発表すればなんとか行けますが、3に関しては、これから先の未来志向で発表しなければなりません。自分が何に対して問題を感じ、それを解決したいのかを分かりやすく伝える必要があります。
症例発表でよくみられる失敗が、「もっと良いアプローチがありませんか」など、聞いている人に丸投げする発表です。これでは、自分の問題点を解決するのは難しくなってしまいます
この場合は、「自分は○○の評価結果や〇〇の知見から、○○と考え介入しましたが、○○の結果になりませんでした。この場合どの様に考えれば良かったのかアドバイスをお願いします」 の様に、聞きたいことを明確にした方が良いと思います。