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唐沢 彰太

半側空間無視を運動と感覚から介入する②【知覚とUSN】

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 今回はUSNシリーズ第2回目です。本シリーズは、USNを 一側を見ることが出来ない 動けない 感じない などの単純な病態ではなく、運動と感覚を考慮してリハビリをしていくことを目的としています。前回は、運動と空間またその空間を認知する能力との関係について書きました。今回は感覚 […]

半側空間無視(USN)のリハビリに必須のポイント

お読みいただいている皆さんありがとうございます。 本サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)。 半側空間無視と空間認知はとても密接な関係ですが、稀に空間認知のみが残ってしまう患者さんがいます。これはどうしてなのか?半側空間無視と空間認知の関係からお教えします! USNは空間が認知できないことが原因 半側空間無視(unilateral spatial […]

理学療法士・作業療法士なら知っておきたいワード【最近接領域】

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 皆さんはヴィゴツキーが提案した【発達の最近接領域】をご存知でしょうか?学習が大切なリハビリテーションでは、この最近接領域の考え方は非常に役に立ちます。特に患者さん一人一人にプログラムを立案していく時には、どの基準で患者さんに合っているのかを考える […]

小脳の疾患で前頭葉の機能が低下する?!

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)※こちらの記事はプロリハ研究サロン会員限定になっております。  脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などで小脳に疾患があると運動失調などの障害が生じます。また小脳は運動学習に深く関与したり、運動覚の処理に関与したりと様々な機能がありそれらにも問題が生じることが […]

鏡を使ったリハビリのポイント

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  リハビリテーション(以下、リハビリ)では鏡を使うことが多いです。リハビリ室に必ず鏡があるようにとても重要なツールになっています。ですが、鏡を使った介入では実は、気を付けなければならないことがあります。  今回はどんな時に鏡が有効なのかについて […]

ふらつきを自覚している患者さんへのリハビリテーション

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  骨折や脳卒中の患者さんのリハビリをしていると、ふらつきを訴える患者さんを非常にたくさん経験します。また恐怖心と言った理由で十分に荷重できず歩行が不安定になっている患者さんも少なくありません。  そこで今回は、そんなふらつきを訴えている患者さん […]

筋出力は予測によってコントロールされる!-重量覚から考える-

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  先日靴屋さんに行って靴を選んでいる時に、良い靴が見つかり手に取ると「軽い!!」と感動しました。またキッチン用品を売っているお店で欲しかった鍋を見つけて手に取ると「重い…」と感じた事もあります。この「軽い!」や「重い…」と感じるには物を実際に持 […]

関節可動域制限―ROM制限―を整理しよう!

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  リハビリテーションを受けている患者さんのほとんどが、関節は違えど関節可動域(range of motion; 以下,ROM)制限を有していて介入においても可動域を拡大していくプログラムは必ずと言って良いほど組み込まれています。もちろんROMが […]

関節運動に注意するだけで緊張が変わる?

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  脳血管疾患では、患者さんの関節を他動的に動かしたときに抵抗を感じることがあります。これは伸張反射の異常亢進によるもの(詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください!⇨)なのですが、関節を動かすごとにこの反射が出現してしまうと行為に悪影響が生 […]

臨床における患者さんとの【空間】

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  臨床をしていると、同じ患者さんでもセラピストによって雰囲気が全くことなることが多くあります。セラピストの人柄なのか、患者さんとの信頼関係なのか様々な要因はあるかと思います。  この患者さんとセラピストが共有する【空間】は臨床においてとても大切 […]