記事一覧

スムーズに行為をおこなうために-運動と行為の違いから-

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。人は、様々な行為をスムーズに行うことが出来ます。リハビリテーションの目的においてもぎこちない状態からスムーズにできるように介入することも少なくありません。そもそも人はどうしてスムーズに動くことが出来るのでしょうか?そこには人ならではの理由があります。そこで今回は、脳卒中の患者さんから行為を […]

手と目の協調とは?

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。 視覚と手の行為は強いつながりを持っています。針の穴に糸を通す、文字を書く、洗い物をする…目でしっかり見ながら行うことで高い精度を実現しているのは言うまでもありません。手に限らず足でも目との協調は重要で、ボールを蹴るなど限定された行為では視覚は必須です。ですが階段を上る、歩くなどリアルタイ […]

臨床を言語で表現するためには? -ロジカルリハビリテーション-

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。 リハビリの臨床は、理学療法士・作業療法士の体性感覚から得られる情報を重要視する傾向が非常に強いです。関節運動時の抵抗感や硬さなど実際に患者さんに触れなければ分からないことが多いのは確かにあります。 ですがそれらを言語化せず「昨日よりやわらかいですね」「動きがスムーズになりましたね」と患者 […]

見えていないけど…視覚と盲視の不思議

お読みいただいている皆さんありがとうございます。 脳血管疾患の中で、脳梗塞や脳出血においては半側空間無視や半盲など視覚障害が生じます。リハビリでは運動障害や感覚障害の改善にフォーカスすることが多いため、あまり注目されませんが実は視覚の問題は思っているより多いんです。その中でも盲視と呼ばれる現象は非常に難解で見逃されやすい上に、ADLを大きく障害します。 そこで今回はこの盲視に関する内容とリハビリテ […]

症例発表の資料作成サポートします!

第1回 症例検討会ってどうすれば盛り上がるの? 第2回 症例発表はここがポイント【内容編】 第3回 症例発表はここがポイント【まとめ編】 症例発表の資料作成のサポート 私は、学生の時の症例発表を始め、院内発表・勉強会、学会、セミナー、講演など様々な場で症例に関する講演や発表を行ってきました。 その中で感じたのは、発表の場によって作成する資料のデザインや内容を変えなければならないということです。もち […]

無意識で行っていた行為を再獲得するためのポイント

お読みいただいている皆さんありがとうございます。 リハビリテーションは全人間的復権を目指し、病前行っていた行為を再獲得することが目的の根幹にあります。基本動作(寝返り、起き上がり、立ち上がり)、歩行、階段昇降、上肢行為など様々な行為が対象となり患者さんのニーズや文脈によって決定されます。 そのような臨床の中で大切なのは、セラピストが「もともと無意識で行っていた行為を再獲得するためにはどうすれ良いの […]

認知にも癖がある?!

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。 皆さんは癖がありますか?自覚している癖とまだ気付いていない癖があるかもしれません。もし気付いている癖があっても、人から指摘されて気付いたという人がほとんどではないでしょうか? この癖は仕草や行動だけではなく、実は【認知(考え方)】にもあるんです。今回は私が臨床で最も大切にしている、この< […]

今年最後の症例検討会の案内です

今年も残すところあと数日…そろそろ仕事納めの人も多いのではないでしょうか? そこで、今年最後の症例検討会を12/28(木)の20:00から開催いたします! ご参加は下のボタンから会員限定コンテンツのページへ移動した先に、zoomへの参加ボタンがありますのでそちらからお願いいたします。 https://prorehastudysalon.com/create-account/

予後の説明ってとても大切

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 私は以前回復期の病院に勤務していました。その頃に感じたことなのですが、大腿骨頸部骨折の手術を行った病院によって全く予後が異なっていました。痛みの残り方が全く違ったんです。 その経験から、予後に関する説明の大切さについて学んだことを書いていきたいと […]