お読みいただいている皆さんありがとうございます。
本サロンを運営しております、理学療法士の唐沢彰太です。
本日は、生涯学習と言われているリハビリテーションで、本当に必要な勉強はなんなんだろう?について書いていきたいと思います!
もちろん勉強はどれも無駄になる事はありません。
ですが、リハビリに必要なことを分かったうえで勉強したほうが、活かしやすいのも事実です。
ぜひご参考ください!!
リハビリテーションは、下の図の様に非常に多くの学問が関わっています。
図1 リハビリテーションに関わる様々な学問
なぜこんなにも関わる学問が多いのでしょうか?
それは、リハビリテーションが <ヒト> を対象にしているからです。人を対象にしているからこそ、人に関わる学問は全てリハビリテーションに関わってくると言えます。
すると、リハビリテーションにおいて患者さんの何を知っていく必要があるのかを明らかにする必要があります。
それが次の図です。
図2 患者さんを取り巻く情報の例
これらの多くのことを情報収集する必要があるリハビリテーションでは、これらの基礎的な知識と、患者さんから聴取するための臨床的な技術が必要になってきます。
一方で、ある時から始まるリハビリは長期的に必要になる事が多く、時期や場所によってリハビリの役割は変わってきます。
役割によってPOSTに求められる知識や技術も異なってくることは、勉強していく上でとても大切になります。
これらを踏まえると次の様にまとめることが出来ます。(図3)
図3 勉強する内容のまとめ
この図にあるように、まずは理学療法士・作業療法士(言語聴覚士は少し異なります)であれば共通して必要なのが、<ヒトを知る>ために必要な学問です。例えば、
この次にある疾患や時期によらず、この3つの人に関する学問は勉強をしていくことが望ましいと思います。
整形外科疾患だから脳科学は必要ないというわけではなく、骨折を受傷した人を知るためには脳科学が必要という視点が大切です。
整形外科疾患、脳血管疾患など、身体(脳を含む)の何をどんな理由で損傷(変質)したのかによって分類されます。
このような疾患によって必要な知識は異なっており、それぞれPOSTがどの疾患と関わることが多いかで勉強内容が決まります。
臨床以外にもリハビリでは勉強していかなければならない事が多くあります。
急性期であればリスク管理、回復期であれば日常生活や家屋に関すること、生活期では福祉サービスや介護保険に関する事などです。
この様に、自分には今何が必要なのかをカテゴリーで分類して、整理していく事から始めてはいかがでしょうか?
リハビリは勉強する事がたくさんあります。
書籍などから得られる情報、現場にしかない情報、臨床の経験の中にしかない情報…
それぞれを自分なりに情報収集できる手段を確保する事が大切です。
本サロンでは、会員の方に勉強方法や書籍やセミナーの紹介なども行っています!
少しでも前に進みたい方はぜひ利用してみてください。
お待ちしております!!