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2022年

運動・動作・行為を使い分ける!!

お読みいただいている皆さんありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。 リハビリテーションの専門家として言葉を正しく理解して使用することはとても大切です。臨床の中ではもちろん、多職種での連携が大切なリハビリではその面においても重要です。 その中でも、【運動・動作・行為】の3つは、似ている言葉ですが、実は全く意味が違うんです。 これら3つを意識的に使い分けることで、頭が整理されて、リハビリがスム […]

臨床は【仮説】と【検証】

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) リハビリテーション(以下、リハビリ)の臨床現場では、日々いろいろな症状をお持ちの患者さんと出会います。メジャーな症状から初めて出会う症状までさまざまですが、どれも患者さんによってその原因が異なっているのがほんとのところです。そのため、臨床では観察や評価、検査結果から導き出し […]

要素還元的(機械論的)とシステムの考え方

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 時計を分解すると何百というパーツになります。もし時計が壊れたら、故障の原因となるパーツを新しいものに取り換えればまた壊れる前と<同じ時計>に元に戻ります。これは機械だからで人が対象のリハビリでは、当てはまらないんです。 ですが、【動かせないから筋 […]

筋トレのポイント

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 身体の運動がポイントのリハビリテーション(以下、リハビリ)特に理学療法では、筋力が足りているかを評価し、足りていなければ筋力トレーニングを実施していきます。 ですが、筋力トレーニングって意外な落とし穴があるって知ってましたか? そこで今回は、リハビリで筋トレを取り入れている […]

非麻痺側は健側ではない?!

 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンを運営しています、理学療法士の唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 左大腿骨頸部骨折では、右下肢を【健側】といい左下肢を【患側】といいます。これは健康な方と怪我した方で表していてわかりやすいですし、実際に臨床場面でも使われています。一方、脳卒中などで片麻痺になった場合に、左半球損傷では右側を【麻痺側】といい、左 […]

半側空間無視へ運動と感覚から介入する④【身体失認と見分ける】

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?)  今回はUSNシリーズ第4回目です。本シリーズは、USNを 一側を見ることが出来ない 動けない 感じない などの単純な病態ではなく、運動と感覚を考慮してリハビリをしていくことを目的としています。今回は身体空間の無視と身体失認を分けて考えて介入していく方法を書いていきます。 […]

運動覚を評価する時のポイント

お読みいただいている皆さんありがとうございます。理学療法評価の感覚検査のうち、深部感覚検査はいろいろな患者さんに実施します。ですが私が学生の頃に授業で習った時も、実際に臨床で働いた後も【何のために行うのか?】については誰も教えてくれませんでした。でも深部感覚の検査って凄く大切で、実は色々なことがわかるんです。 深部感覚には、運動覚と位置覚があります。特に【運動覚】の検査は目的別に方法が異なり、それ […]

半側空間無視へ運動と感覚から介入する③【半盲、消去現象と見分ける】

半側空間無視へ運動と感覚から介入する③ 【半盲、消去現象と見分ける】 半側空間無視へ運動と感覚から介入する③ 【半盲、消去現象と見分ける】 半側空間無視へ運動と感覚から介入する③ 【半盲、消去現象と見分ける】 半側空間無視へ運動と感覚から介入する③ 【半盲、消去現象と見分ける】 半側空間無視へ運動と感覚から介入する③ 【半盲、消去現象と見分ける】 お読みいただいている皆さんありがとうございます。プ […]

半側空間無視へ運動と感覚から介入する① 【運動とUSN】

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンのの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 半側空間無視(unilateral spatial neglect:以下USN)は、右半球損傷でみられる高次脳機能障害の1つです。損傷側と反対側からの刺激をあたかも無視しているかのように振る舞う症状で、特に回復期において頻繁に出会います。USNは、ADLに大きな影響を及ぼ […]

半側空間無視を運動と感覚から介入する②【知覚とUSN】

お読みいただいている皆さんありがとうございます。プロリハ研究サロンの唐沢彰太です。(自己紹介はこちらから→唐沢彰太って誰?) 今回はUSNシリーズ第2回目です。本シリーズは、USNを 一側を見ることが出来ない 動けない 感じない などの単純な病態ではなく、運動と感覚を考慮してリハビリをしていくことを目的としています。前回は、運動と空間またその空間を認知する能力との関係について書きました。今回は感覚 […]